eワラントのリスク
eワラントは投資商品ですから、それなりにリスクがあります。一番気をつけなければいけないリスクと言うのは、元本が0になることです。それ以上のリスクは出ないというメリットの半面、突然、いきなり元本を失うこともあるので、それは注意しなければいけない点の一つです。投資した金額が突然0になりますので、他の金融投資商品に比べるとリスクを守る方法があまりないのです。
eワラントは、満期日という期限がついている取引になります。商品によって満期日が決められているのですが、満期日以上になれば価値はなくなってしまいます。満期日の状態で利益が出ることがあれば、利益を手にすることができるのですが、そのほかの場合には、利益が発生しないなら、売ることもできませんし、投資した元本は0になるというリスクがあります。直接投資ではなく、その権利に対して投資をするというeワラント投資の特徴と言ってもいいでしょう。
それぞれの投資のスタイルに合わせて、リスクの出方も違ってきますが、例えば、コール型の投資スタイルの場合には、権利行使値段が、対象原資産の値段よりも下がった場合にはリスクを負います。
プット型の投資の場合には、権利行使の値段が、対象原資産の値段以上になれば、ワラントの価値がなくなりリスクを負います。ニアピン型の場合になると、少しリスクの出方も違っていて、権利行使の値段がピン価格の前後200円以上になった場合には、リスクを負うことになります。